日々の投資手法研究41 #ソフトバンクG #ビジョン・ファンド
ソフトバンクG、「ビジョン・ファンド」のIPOを検討-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-04/PQYNAW6S972801
ソフトバンクグループは1000億ドル(約11兆1600億円)規模の投資ファンド、「ビジョン・ファンド」の新規株式公開(IPO)を検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
感想
記事の内容はこれくらいなのですが、個人的にとても衝撃を受けた記事なのでアップしました。
と、いうのも、二つ理由があって
①孫社長が、今が世界景気の天井圏にあると認識しているのではないか
②資金回収の方法として投資ファンドを上場させるという方法は思いつかなかった
です。
①孫社長は今までたくさんの会社に投資を行っては上場させて、また売却の繰り返しで会社を大きくしてきた人です。
損切も早く、株式投資家としてはとても理想的な人とも言えます
今回自身のファンドを上場させる政策をとったということは、今は最高の売り時だと判断している可能性も高いとみていいと思います。
②今回、ファンドを上場せさる手があったかと衝撃を受けましたが、はたしてどんな会社になるのか、どのくらいの規模なのか想像がしにくいです。
ただ、アメリカ上場になると思われるのでウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイを参考に考えてみました。
以下の記事が詳細にバークシャーのことを書いています。
ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイの年次報告書を解説! 事業会社にシフトしつつあるバークシャー・ハサウェイの狙いとは?|世界投資へのパスポート|ザイ・オンライン
この記事によると投資総額は約1700億ドル程度です。
バフェット氏「アマゾンは『割安株』」4万人総会で語る (写真=AP) :日本経済新聞
によると、約5000億ドルなのでおよそ3倍の評価ということになります。
となると、ソフトバンクビジョンファンドも時価総額30兆円~40兆円程度にはなりそうです。
ただ、もしかすると投資対象がバークシャー社が大手の伝統的事業会社が多いのに対して、ソフトバンクビジョンファンドは新興企業が多いため、さらに大きく評価されることもありそうです。
IPOの値段次第では悪名高いサルマン皇太子の出資金位は回収できてしまうかもしれません。
IPOで3倍の評価がついて、1/3の保有株を放出すればいいことになります。
どの様な価格になるのか今後に注目したいと思います。