日々の投資手法研究31 アンリツ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO44109890T20C19A4X13000/
日経新聞からです
単独の記事なので分量は多くないですが、5G関連銘柄は個人的にも注目してるので取り上げました。
記事のポイント
①アンリツの浜田宏一社長は、5G向けの計測機器の需要は我々の想定以上の速さで広がっていると話す
②世界の通信計測機器市場はアンリツと米キーサイト・テクノロジー、独ローデ・シュワルツ(非上場)の3社で占めているが、5G向けではローデ・シュワルツが開発で後れを取っており、今は2社で世界市場を分け合う。
③株価は上値が重い。
理由の一つは、周期的な需要が業績と株価を押し上げているにすぎないとの見方
2つ目の要因は、スマホの普及が一巡し、市場に頭打ち感がある
④それでも株価が値下がりに転じないのは、通信計測機器の需要先がこれまでとは構造的に変化するとの期待感があるため
感想
アンリツはわかりやすい5G銘柄ですね
この分野、テーマとしては大きいのはわかるのですが、具体的に収益をどうあげるかが見えにくい銘柄が多いのでまだ話題で買われている程度です。
アンリツの2020年3月の営業利益は四季報には120億円、一株益は67円予想です。
2019年が110億円、62円なので8-9%程度です。
株価が2200円程度なのでPERが約33倍、PEGだと約4倍、時価総額約3000億円に対して売上約1000億なのでPSR約3倍。
割安感は余りないです。
5G期待はありますが、具体的に営業利益の伸びに反映されて、PEGが1倍くらいになれば期待できそうです。
今後の利益成長を望みます。