現役金融マンM氏の金融・投資本研究

投資に関する情報・書籍の感想を発信しています。投資に関する書籍は著者によってスタイルは様々です、私のブログがきっかけで本を読み、独自の投資スタイルを学ぶきっかけになればと思い始めました。

日々の投資手法研究④

今日も日経新聞3/14(木)の掛ける投資家魂3 「適時開示法」で資産140億円

です。

個人投資家片山晃(36)さん

もう個人投資家なら誰もが知っているような有名人ですね。

記事のポイントは

ここ10年間で65万円を140億円に増やした

元々は高校卒業後に引きこもりで1日12時間ネットゲーム「ラグナオンライン」に没頭していた。投資ドラマの「ビッグマネー」に感銘を受け株式投資を始める。

2008年に1000万円を超えて頭打ちになり、リーマンショックで投資法を改める。

現在は「適時開示投資法」東証の適時開示のサイトで全ての資料に目を通す

「将来伸びそうな収益に対して現在の株価は割安か」という視点で記事や数字を読み、時価総額100憶円未満にも注目。

現在は中小企業の事業承継を支援する投資会社を設立、日本の産業を支えてゆきたいと気持ちを持って活動をしている。

 

感想

片山さんはすごい努力家だと感じました。

努力することを努力と思わない方なのかもしれません。

株式投資とラグナオンラインは同じくらい面白く、没頭できる対象なんだと思います。記事の中でご自身を「ネットゲーム廃人」だったと書かれてますが、ネットゲームに没頭できること自体が凄い集中力と継続力です。

適時開示はどんどん出てきます

全てを見るのはほかの仕事や活動をしている人にはかなり難しいです。

しかも、毎日毎日読み続け、考え続けるのは更にレベルが高いです。

電子版ではさらに詳細に書かれていて、企業のバランスシートや損益計算書を読みまくっていたら簿記2級を勉強しないでも取れた。なんて記述もありました。

人生の時間のほぼ100%を株式投資に費やして、企業分析を徹底的に行い、開示情報すべてに目を通し、継続する。ここまでやってるからこそカリスマなんだと思います。

ただ、我々にも参考になるのは「将来伸びそうな収益に対して株価は割安か」を考える視点、「成長ストーリーを想像できるか」と考えることはとても重要なポイントです。この視点は常に持ってないといけないですね。