現役金融マンM氏の金融・投資本研究

投資に関する情報・書籍の感想を発信しています。投資に関する書籍は著者によってスタイルは様々です、私のブログがきっかけで本を読み、独自の投資スタイルを学ぶきっかけになればと思い始めました。

日々の投資手法研究⑨

現役金融マンMです

日々の投資手法研究です

 

日経産業新聞2面 金「爆買い」する新興国 不安要素多く安全資産へ

からです。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO42882870V20C19A3X12000/

 

記事の内容は

金調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、

①世界の中央銀行による金の購入量が昨年はネットで651トンと1971年のニクソンショッ以降で最高を記録した。

②ドルの実効レートは昨年33年ぶりの高値を付けた。

③購入量1位はロシアで250トン前後増え、保有量も2113トンと世界5位、

中国も購入を続け、保有量は1852トンで世界6位へ。

その他カザフスタンサウジアラビア、トルコなども購入量上位に連なる。

④購入の理由は、第一に「安全資産だから」第二に「保有資産を分散する狙い」その他「政治リスクのヘッジ」も上がった。

⑤国の勢いがなくなれば、今度は金を放出して通貨防衛に走らないといけないが、現在はトランプ政権の米国第一主義もあり、防衛のために新興国は購入に走る。

⑥一方先進国は保有量は多いが積み上げる動きは緩慢。

です。

感想

金と米ドルは世界を代表する価値のあるものとされ、逆相関になることが多いです。

米国が元気な時はドルを必要とし、逆に不安定な時は金が買われる傾向があります

現在はまだわかりませんが、ここ10年間の米国一極集中のような景気拡大ではなくなりつつあるように見えます。

そこで、考えたのが、ETFによる投資です。

 

SPDR ゴールド・シェア(GLD)

http://www.spdrs.jp/etf/fund/fund_detail_GLD.html

金価格そのものに対応して動きます。

ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)

http://www.vaneck.com/funds/GDX.aspx?LangType=1041

金鉱山株の大型株に連動して動きます。

ヴァンエック・ベクトル・ジュニア金鉱株ETF(GDXJ)

http://www.vaneck.com/funds/GDXJ.aspx?LangType=1041

金鉱山株の中小型株に連動して動きます。

 

です。

ただ、注意点としては、ゴールド・シェアは金価格には連動しますが、米ドル建てなので日本人から見ると、金が上昇していても円高になっていると相殺しあいます

米ドルでは増えますが。

 

金鉱山株は金価格の動きよりもはるかに激しいので私はこちらのほうがいいと思ってます。ただ、金鉱山会社の経営内容は詳しくはわからないことと、一般的には金価格が上がると決算がよくなるので株価は上昇するのですが、会社によっては金価格をヘッジ取引をして価格が動いても利益に影響がないようにしている場合もあるようなのでこれは掴めないです。

あくまでメインではなく、スパイスの一つのような投資ですが、個人で分散するにはいいかもしれません。